小児歯科
小児の身体は単に大人を小型にしたものではないと言われますが、これは歯および口腔内についても同様です。
たとえば、乳歯は単に永久歯に生え変わるまでの「つなぎ」ではなく、7~11歳頃までの大切な発育期に使用される歯であるのに、構造上、永久歯よりもう蝕(虫歯)になりやすく、乳歯の異常や疾患は後に生えてくる永久歯や顎の発育に強い影響を及ぼします。
このような背景に立って、1本の乳歯の処置にあたっても、年齢に応じた発育上の動きをつねに念頭に置き、虫歯の治療や口腔衛生指導などを行い、口腔の諸組織を正常に発育させることが重要です。
小児矯正歯科
小児矯正は早く治療を始めればいいというものでもありません。
歯並びが気になる場合は、定期的に観察を行い、歯や口腔内だけではなく頭や顎の骨の発育状況なども観察し、最適な治療(小児矯正)時期を決めるようにします。